2008年2月23日(土)12:30~ シアタードラマシティ
今回は(この一公演だけを観劇)8列目左サイドより観劇致しました。

いつも蜷川幸雄演出作品を観る時の楽しみは、会場入ってすぐに目に入る舞台セット。
今回は床には土がところどころ盛られてたり全体を敷き詰めてたり・・・
ほぼ天井まであるドデカイ板壁(っぽいと思った)・・・
そして開演してすぐに役者陣がゾロゾロ…
その衣装にも今回は目を見張ったって感じ。
足まですっぽり隠れるほどのロングの毛皮、毛皮、毛皮・・・
重そうにも見えるけれど、まぁ身軽に動き回ったりしてはりました。

そしてリア王とその娘達3人の登場で、ドデカイ板壁がサーっと開いたら…
なんと、まぁ・・・斬新な!!!
『和』ですよ、『和』…歌舞伎というか能舞台というか、そんな背景です。
壁にはドデカイ松の絵・・中央の椅子(だと思う)にリア王が腰掛け、その左右に娘3人と夫とか家臣?とか。
その左右背後くらいにまたまたデカイ紅梅白梅が・・・!!!

場面転換の時にはその手前に大きな板壁がサーーーっと現れたり、その板壁に出入り口が取り付けてあって屋敷風にしたり…。
嵐が吹き荒れてるシーンでは風の音や雷の音、照明などで表しながら・・
上からデカイ石?がドカドカ落ちてきながら、役者達は芝居を…。
そりゃ上から人が落としてるんだろうから舞台で演じている役者さんの上には落ちないですけど…かなりドカドカと音がして相当な数の石が落ちまくってました。
たまにそれに気を取られてしまって、役者さんの演技に集中出来なかったことも。。

あたくし・・・『リア王』というストーリーを知らなさすぎたってのが今回の舞台を観ての感想です。
ほんの触り程度しか知らんやんか~、こんなストーリーやったんや~(恥ずかしい…)!!!
知っていた部分って、ホンマに冒頭のリア王が娘3人に財産を分け与えるために、娘達の父への愛情を語ってもらって財産分け与え、でも末娘があまりにも愛情表現が乏しい?ので父が怒り追放する…ってあたり。
そっから先は知らんがな。。。(愕)

リア王とその娘(ゴネリル・リーガン・コーディリア)のストーリーより、グロスター伯爵とその息子(エドガー・エドマンド)とのストーリーの方が凄かったって言うんでしょうか・・・
重点がそこに置かれてるようにも思えました。
一度しか観ていないので、2度目3度目と観るとまた違う感じ方もするんだろうけれど・・・。
あのリア王とグロスター伯爵の語り合いは感動しちゃいましたわ。。
その二人の傍らでエドガーが涙をこらえ…こらえきれずに流している涙とか。
えぇシーンやったな。。

それにしてもす~っごい残酷なシーンがあるんですよ。。
グロスター伯爵がリア王の娘リーガン夫妻に目をえぐられるっていうシーンが…。
その直後くらいかな?
なんか前方列の方(私の席とは反対側のほうでしたが)のあたりがチョット騒がしく?なって・・・・まぁ芝居の台詞とかとまぎれてあんまり分からなかったですが、どうやら気分を悪くされた方がいらっしゃったのか、途中退席などありました。
しばらくは人の移動や靴音が響いたりしていましたが(静かなシーンだったのでね)、
だけど、しばらくして舞台の方に集中も出来ました。
その方、大事に至らなければよいですが…

それにしてもまぁ、くせのある役者たちの中で初舞台を踏んだ理名ちゃんはよ~頑張ったんじゃないでしょうか。。
最初の方は声も出ていたと思ったんですが、後半のリア王との再会シーンとか騎乗のシーンとかは少々早口かな~と。。。

『リア王』演じた平幹二朗さんはホンマ圧巻ですな。。
でも私のお気に・・・は、グロスター伯爵を演じた吉田鋼太郎さん。
ん~最高どした!!
エドガーを演じた高橋洋さんとの親子だけど名乗らず目が見えない父を支え、死への道に向かおうとしている父に生きる気力をつけてもらおうと勇気づけるあたりは感動もんでした。

後半はホンマに残酷シーンが多かったような・・・。
首謀者は。。。エドマンド・・・かな?
父親(グロスター伯爵)と義理の兄(エドガー)を陥れ、登り詰めようとするも・・・
これにはリア王の娘・姉二人が関わって。
なんかいろいろややこしいけど、松岡和子さん訳の本も買いましたし、読んでみたいと思います。

そして、ラストシーン…リア王の死のシーンはあまりにも哀しい・・・またもや涙腺緩し…で、涙してしまいました。。



なんか書き足りない感もありますが、明日は『プロデューサーズ』明後日は『Endless SHOCK』と忙しいあわただしいのでこの辺で。。









あ~~~~~っ、やっぱコピペしておいて良かった。。
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なんで?