土曜ワイド劇場で放送http://www.tv-asahi.co.jp/dwide/20050212.html

主演・原沙知絵

このドラマを見ようか見まいか迷ってました。

まず、本屋さんでこの本のタイトルを見た時にチョッと興味がわき、買おうかどうしようかと迷ってました。(なんせ私って本を興味あるものは買い捲るくせに、買ったもののすぐには読むこともせず本棚に陳列したまま状態数知れず^^;なので)

そこへ、TVドラマ化ということで・・・でも役者陣にもあんまり魅力的な出演者もいらっしゃらなかったので(すんません…)迷ってましたが、やっぱりこっちの方が早かったんで、うーん(ーー;)と迷いつつも見た次第です。



見た感想…。

やはり文字だけで見たほうが、想像力たくましくなるし、もっとサスペンスが強調され迫力あるものになったんじゃ…^^;

ある殺人事件の判決で無罪を言いわたした裁判官の隣家にある日、その無罪となった者が越してきた。それ以来その家族のまわりで妙なことばかりが続発する。

疑わしきは隣人…その隣人は言葉巧みで裁判官の家族を信用させ家族同様の付き合いをするまでになって…しかし、裁判官の息子の後妻になった嫁(雪見)だけはその隣人が怪しいと思い、自分の家族たちを守ろうと必死に調査していき、色々な事実が浮かび上がってくる。幼い頃、家族の愛情に恵まれなかった雪見は絶対に温かい家族を作ることを願っていたので、怪しき隣人と闘っていく。



しかし、温かい家族を作りたいと願っている願い方…みたいなものも、結構違和感ありましたね。それに家族の中でどんどん孤立していくんだけど、姑はもちろんのこと、夫も妻・雪見の言葉をまったく信用しようとしないし、ドラマの終盤に妻が信じられない…そんな人間だとは思わなかったってことで離婚届を突きつけられ自分たちが別荘に行っていない間に荷物まとめて出て行ってくれ…なんてことまで言われたのに…温かい家族を作りたいがため…なのか、姑や夫に隣人はこんな奴だと目覚めさせようと必死になってるのはわかるけど、結局は姑や夫が自ら危険にさらされないと気付かなかったし、雪見が助けに行かなきゃ助からなかっただろうし…。

でも、雪見に助けられて初めて気付き…雪見に謝って、万事解決となったんだけど。。。

なんかスッキリとしませんでした、私。

2時間というドラマ枠での映像化の厳しさって言うのかなぁ。。

犯罪史上初登場の知能犯、雫井脩介原作超一級サスペンス!!なんて書いてあったら、サスペンス好きな私はワクワクしますよね。

この『火の粉』映画化も決定したそうです…。